鳥取市と鳥取商議所との定期懇談会開催
鳥取市と鳥取商工会議所との今年度1回目の定期懇談会が8月1日(火)、鳥取市本町3丁目の鳥取商工会議所ビルで開かれました。双方が進める事業について報告が行われたほか、11月24日(金)に鳥取市で開かれる北前船寄港地フォーラムでは国際色を打ち出して盛り上げることを確認しました。
定期懇談会には鳥取市側から深澤義彦市長、羽場恭一副市長をはじめ各部課長、鳥取商議所からは藤縄匡伸会頭、中谷浩輔副会頭、英義人副会頭、大谷芳徳専務理事ら合わせて28人が出席しました。
最初にあいさつに立った藤縄会頭は、環日本海新時代をテーマにした北前船寄港地フォーラムについて「鳥取大学の留学生に協力してもらい、ロシアや韓国、中国の踊りなどアトラクションをやってはどうか」と提案。これに対し深沢市長は「国際色豊かなフォーラムにするため、アトラクションについても可能な限り対応したい」と答えました。
このあと鳥取商議所から今年度の事業計画や労働生産性向上特別委員会、観光・6次産業開発特別委員会の取り組みなどが報告され、鳥取市からは麒麟のまち連携事業、日本ジオパークネットワーク再認定審査、農林業対策協議会の組織体制などについて説明が行われました。
報告・説明を受けて意見交換が行われましたが、中心市街地の活性化に関連した現鳥取市庁舎の跡地問題について深澤市長は「市民の貴重な財産であり、幅広く議論を進め、じっくり時間をかけて検討していきたい」と述べ、市民の意見も踏まえて結論を導く考えを示しました。
このほか、藤縄会頭が日本一の砂時計プロジェクトについて「建設コストや安全対策などから日本一の大きさについては断念するが、あくまでも砂丘のまち・鳥取であり、新しい砂時計プロジェクトを進めていきたい」と述べたのに対し、深澤市長は「新しいプロジェクトについては一緒になって取り組ませていただきたい」と協力を約束していました。