明けましておめでとうございます。
 2024年の新春を迎え、謹んでお慶び申しあげます。

昨年は発生から3年余りの間、社会・経済活動に大きな影響を与えた新型コロナウイルスが5類感染症へ類型が引き下げられ、企業活動も活発に再開されるなど明るい材料がありました。

一方で世界情勢は、長引くウクライナとロシアの対立に加え、10月にはイスラエルとイスラム組織ハマスとの間で軍事衝突が始まるなど国際社会の分断が一層深刻化し、混沌とした1年だったのではないでしょうか。世界の石油供給の重心ともいえる中東の地政学リスクの高まりは、サプライチェーンや原油価格に一層大きな影響を及ぼし、世界経済を減速させる要因となることから早期の解決が求められますがその兆しは見えていないのが現状です。

国内の経済情勢に目を向けると、新型コロナ沈静化や円安の進行によってインバウンド観光を中心に観光関連産業は順調に景気の回復が見られているものの、その他の業種・業界は高止まりするエネルギー価格や物価が景気回復に水を差す状況が続いており、中小・小規模事業者を中心に収益の確保に苦慮する状況が続いています。

このことに加え、昨年10月から始まったインボイス制度や本年1月から開始される改正電子帳簿保存法への対応、運送業や建設業における時間外労働の上限規制適用いわゆる「2024年問題」、慢性的な人手不足など企業経営における課題は山積しています。

このような状況の中、当所は円安・物価高騰対策に関連した補助金などの申請業務をはじめ資金繰り対策、法改正に関するセミナー、企業のデジタル化に関する研修会の実施など事業者の支援に積極的に取り組んできました。

このほか観光振興や賑わいのある鳥取駅周辺整備の在り方など当地域が直面している地域課題の解決に向けた取り組みについても行政機関と連携して進めているところです。

現代社会は、目まぐるしく世の中が変転し予測困難な時代に突入しています。商工会議所はこの変化に柔軟に対応し、未来に向けた地域のあるべき姿や企業経営について最適解に導くことができるようひたむきに取り組んで参りたいと思っています。

今年の干支は「甲辰(きのえたつ)」。生命や物事の始まりを意味し、これらが伸びはじめ活気に溢れる年。新型コロナや物価高騰で影を落としている景気が昇り龍のように好転することを期待しています。

結びに、新型コロナの脅威は薄まりましたが、変わってインフルエンザが流行しています。人のインフルエンザに対する免疫力が低下しており重症化する例もあるようです。くれぐれもお身体にご注意をいただき、皆様が健康で幸せな一年を過ごせますよう祈念し、新春のご挨拶とさせていただきます。

                                                  

                                                   令和6年1月1日
                                                   鳥取商工会議所 会頭 児嶋祥悟


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