鳥取商工会議所流通部会(嶋田耕一部会長)は9月18日(火)から2日間、新鳥取駅前地区商店街振興組合(英義人理事長)と合同で滋賀県守山市の㈱みらいもりやま21と同草津市の草津まちづくり㈱を視察しました。当部会の事業計画の一つである中心市街地活性化対策についての調査、研究の一環で実施し、13人が参加しました。
 最初に訪れた守山市では、㈱みらいもりやま21の大崎裕士代表取締役社長のあいさつのあと、石上僚ゼネラルマネジャーからまちづくりに対する取り組みの説明を受けました。
 同社は、空き店舗を直接借り受けてハード面を整備し、テナント収入を得ながら地域でのイベントを積極的に行っています。地元住民からの信頼も厚く、地主自らもテナント貸しを通して地域貢献している、と自信を持っています。
 石上マネジャーは、「若い店主は商店街や会議所に入会していない方も多いが、フラットな存在の民間スタイルとして、起動力と柔軟性を重視しながら活動している」と話をされました。
 その後、同社が指定管理業務を行っている守山宿・町家「うの家」を視察。市が宇野宗佑元総理大臣の生家を造り酒屋の趣を残しながら改修したもので、平日にも関わらず多くの来館者でにぎわう姿にメンバーは驚きをみせました。
 次に、草津市にある草津まちづくり㈱を訪問し、辻信一マネジャーから同社の取り組みについて説明を受けました。
 東海道と中山道が交わる宿場町として栄えた草津市は、JR線など交通網が整備された後、草津川とJR線で3つのエリアに分断され、各エリアを行き来しづらく回遊性に乏しいまちになりました。しかし草津川廃川後、市が草津川跡地に公園を整備し、同社が3つの店舗を整備するテナントミックス事業を開始。現在では多くのにぎわいを見せ、当初の目標以上に回遊性が高いまちになりました。
 駅東エリアの市所有地には、魅力的でこだわりある5店舗を建設し、市民団体によるガーデニングなども実施。人々が集いにぎわう広場(niwa+)として、多数のイベントを開催しながら中心市街活性化の流れを生んでいます。また本陣周辺エリアでは空き家を活用し、趣あるまちなみや地域資源を生かしたまちづくりを行っています。
 それぞれに拠点をつくることで、駅からの通行量が増え、その結果、商業活動が活発化し新たな店が増加していました。辻マネジャーは、「今後も、中心市街地の空き地、空き家という資源を生かしながらエリアをまとめていく。しかしあくまでも主役は住民。公共空間や施設をどんどん活用してほしい」と話し、今後の更なる活性化について力を込めました。
 参加メンバーらは辻マネジャーの話を熱心に聞き、その後の現地視察では、エリアごとの活用法に関心を見せていました。


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