鳥取商工会議所政策委員会(嶋田耕一委員長)は10月3日(水)から2日間、神奈川県大和市の文化複合型施設・文化創造拠点シリウスを視察しました。

 今年度の政策委員会では、鳥取市庁舎新築移転後の利活用を検討していて、他県の市内中心部に位置する先進的施設の視察を計画しました。

 大和市は東京都や神奈川県横浜市に接する人口約25万人で、面積は東西南北とも狭く人口密集率が高い都市です。市内には駅が12カ所あり、公共路線網が発達しています。

 シリウスは大和駅から徒歩3分に立地する図書館機能を中心とした複合型施設で、図書館、芸術文化ホール、生涯学習センター、屋内こども広場の他、カフェ(スターバックス)や医療機関などがテナント入居しています。施設名は、地球から見える恒星の中で最も明るい一等星のことで、未来にわたって光り輝き、市民に愛されることを願い名づけられました。

 建設計画は市の再開発事業によるもので、1993年頃から用地買収などを含めて検討を始め、一度頓挫しましたが再度の設計・工事を経て16年11月3日にオープンしました。総工費は約220億円(うち市負担:147億円)。開館から1年で来館者数300万人を突破し、視察時点では500万人を超えていました。

 視察には嶋田委員長ら9人が参加し、シリウス統括責任者・金守孝次氏らから説明を受けました。

 金守氏は、「施設のコンセプトは「丸ごと図書館」。従来の図書館は、飲食禁止やお喋り禁止などの制約があったが、それを取り払い図書館の敷居を下げた。子どもから高齢者まで集まれる施設で、特に男性高齢者おひとり様の居場所づくりも狙い」と施設建設の狙いを話しました。
 大和市役所文化スポーツ部の前嶋清参事は、「計画を進められたのは、大和市長によるトップダウンが大きい。運営を指定管理者としたのは、民間ノウハウの強みを出していくため」と説明した他、「以前は駅前を歩いても誰ともすれ違うことはなかったが、今は100人くらいすれ違うようになった」と、まちづくりのためにも拠点の大切さを強調しました。

施設を見学したメンバーは、平日でも利用者の多いことや、子どもから高齢者まで楽しめる施設のつくりに目を奪われていました。

 今回の視察で、指定管理者がJV(共同企業体)だからこそ、それぞれの得意分野で計画を立てられ、よい相乗効果が生まれることを実際に見聞きすることで感じることができました。市長をトップに行政、議会、地域住民、事業者が同じ方向性を向くことで初めて施設整備が進みます。ちびっこ広場で子供たちは汗をかきながら遊び、健康テラスでは高齢者の健康教室、有料フロアでは仕事をしている姿も見られ、施設整備というものに改めて可能性を感じることができました。


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