鳥取商工会議所青年部が日本一美しい星空にちなんで鳥取県を「星取県」と命名し、鳥取県や鳥取市とともに国内外からの誘客を目指している活動が認められ、日本商工会議所がこのほど発表した「2017年度全国商工会議所きらり輝き観光振興大賞」で大賞に次ぐ振興賞を受賞しました。部員らは、今後の活動の励みになると栄えある受賞を喜んでいます。

鳥取県は、環境省の全国星空継続観察で過去12年間に24回行われた観測調査のうち、12回も日本一に輝いています。

鳥取市さじアストロパークと天の川

当所青年部は美しい星空を地域資源として全国に発信することに着目。日本一のカニの水揚げ量から名付けられた「蟹取県」とともに日本一の美しい星空を売り込むため「星取県」と命名し、昨年、全国の出版社や大手メディアなど110社に資料を送ってPRする一方、平井伸治知事や深澤義彦市長に「星取県」の名前入りの名刺を贈り、星空保全条約の制定などを提言してきました。

こうした動きを受け、県や鳥取市、観光団体、天文学関係者、宇宙関連企業と青年部による星取県推進会議が今年発足し、9月12日の「鳥取県民の日」に青年部と県が主催してライトダウンイベントを実施。さらに、サッポロビールが星取県ラベルのビールの発売を決めたほか、星取県切手が作成されるなど、星取県活動は大きな広がりを見せています。

日商が実施している観光振興大賞では、NHKの大河ドラマ「真田丸」の放送を地域振興に最大限生かしている上田商工会議所が大賞に輝き、それに続く振興賞には新庄商工会議所の雪を活用した冬季観光商品・観光コンテンツ開発事業とともに、当所の星取県を前面に打ち出した地域資源の発掘とブランドイメージ構築の取り組みが選ばれました。

表彰式は11月10日に群馬県前橋市で開かれる「全国商工会議所観光振興大会2017in前橋」で行われますが、青年部では今回の受賞を機に県内の全市町村で天の川や流れ星が観測できる自然の美しさに磨きをかけ、ほかの観光資源とも結びつけた活動を展開することにしています。

日本商工会議所のホームページに掲載された観光振興大賞の受賞内容はこちらをクリック。


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